Interview

テストです。

R&D部品質課長・食品栄養科博士

増田英樹

わさび漬メーカーからわさびメーカーへ、時代とお客さま方のニーズに合わせて変革してきた株式会社 田丸屋本店。
焼津の網元探検隊が、R&D部の品質課長、また博士(食品栄養科学)でもある増田英樹さんにお話を伺いました!

【原田】

ご経歴を教えてください!

【増田】

大学卒業後田丸屋に就職し、1年間研修を受けてからわさびの栽培の仕事をすることになりました。当時金谷で行っていた畑わさび、静岡市俵峰と富士宮市猪之頭での沢わさび農家さんに栽培方法を教わりました。仕入れの部署を経て、その後食品栄養科学に関する博士号を取るために、会社の援助を受けて静岡県立大学で学ばせてもらいました。修士課程2年、博士課程5年。本来博士課程は3年ですが、5年かかってしまいました。計7年。30代で学ぶというのはやっぱり大変でしたね(笑)。

その後は会社に戻り、品質管理の仕事をしています。

【原田】

オンラインショップ「焼津の網元」に出品頂いている田丸屋さんの「わさびめし、これ、すごくおいしい、大好きです!

 

【増田】

僕が開発に関わったもので思い入れのある商品です。

当時、わさびをおろして鰹節と一緒にご飯に乗せたわさび飯が流行っていました。営業部隊から「こんなのがウケるんじゃないか」とアイディアが出て、作り始めたんです。でも、一般的なわさび飯って、辛すぎるんですよね。だから辛みを抑えること、そして、旨味を足すことを軸に開発にあたりました。かつおと昆布を使うことでうまみを引き立たせています。

開発部は、商品のおいしい食べ方についても色々考えています。例えば「わさびめしは、こんな風に食べると美味しいですよ。

『わさびを科学的に分析しつつ』

【原田】

これは絶対おいしいですね!商品開発はご苦労も多いのでしょう。

社員の皆さんはご自宅でも自社商品をお使いになることが多いのでしょうか。

 

【増田】

自社の商品については自宅でもよく使いますね。

市販のチューブわさびは辛みばかりが目立ちます。また西洋わさびを使用したものは本物のわさびの味とは違うかなと思っています。西洋わさびは英語で「ホースラディッシュ」または「レフォール」、北海道では「山わさび」とも呼ばれています。弊社の商品は、香料を極力使わず西洋わさびは一切使っていません。自社のわさび田で採れたわさびを使って、それで賄うことができない分は、国産のわさびを仕入れて製造しているので、本物のわさびに限りなく近い味に仕上げることができます。だからつんとしすぎないんです。

とはいっても、やはり工場内で製造している時は、鼻はつんとするし目もヒリヒリします(笑)。根っこを細断する時は特にすごい。目が開けられないし、涙もたまる。息もできない(笑)。ゴーグルをしてあまり揮発物を吸いすぎないようにしても、効果はありません。若い時から比べれば少しは慣れましたが(笑)。

 

【原田】

わさびが健康に良い、という話はよく聞きますが、本当なのでしょうか?

 

【増田】

いろいろな報告はありますが、人で実験してみないと分からないですね(笑)。ただ、抗菌作用は強いです。お寿司を食べるときにはわさびと一緒に食べますよね。これは昔、まだ冷蔵技術などが発達し ていない頃、生ものを食べるのにお腹をこわしてしまわないよう、抗菌作用の強いわさびと一緒に食べたのが始まりだと言われてます。

他にも、例えば年末にお餅をつきますよね。ご自宅で残ってしまったわさびを一緒にタッパーに入れて蓋をしておけばかびにくい。パンも同じようにするとかびません。

会社として、わさびを科学的に分析しつつ、お客様にとってより美味しく楽しめる商品づくりを心掛けています。

1875(明治8)年創業

株式会社田丸屋本店

1875(明治8)年に創業した、株式会社田丸屋本店。静岡で「わさび漬けと言えばここ!」という、誰もが知る老舗です。最近はわさび漬けだけでなく、魅力的なわさび商品がずらっと並びます。時代とお客さまのニーズに合わせて、わさび漬メーカーからわさびメーカーへと成長され続けている会社です。 

【屋号について】
弊社を象徴する屋号です。駅や空港をはじめ、通信販売やスーパーなど、あらゆるシーンに溶け込みます。

株式会社田丸屋本店

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