焼津の食堂の光景

焼津の食堂の光景

港町と聞いただけで、食事に期待する人は多い。新鮮な魚が安価で食べられることが約束されているからだろう。おいしい食事にありつきたければ、スマートフォンで探すよりも焼津の人に尋ねる方が早い。

港町と聞いただけで、食事に期待する人は多い。新鮮な魚が安価で食べられることが約束されているからだろう。おいしい食事にありつきたければ、スマートフォンで探すよりも焼津の人に尋ねる方が早い。きっと、それぞれがおすすめするお店を教えてくれるはずだ。

小川魚市場の組合建物内に一軒の食堂がある。もともとはこの小川港魚河岸食堂は組合員の食事を提供する場所として誕生したが、組合員以外の一般人の利用も可能だ。自慢は市場に水揚げされたばかりの新鮮な魚を使った料理。入口に張られたメニューを前に、なにを食べようかと長考している一般客の姿は店の風景のひとつだ。


この場所で働く人たちの食事を観察してみると、時折カウンターでかつお節を削る人を見かける。持参したかつお節を店が用意している機械で削っているのだ。削りたての削り節を白飯の上にかけ、そこに醤油をひと垂らし。地産地消ねこまんまの完成だ。もはや味の説明は不要だろう。なお、店ではかつお節を用意していないので、真似をしたい人は近くでかつお節を買って持参するといいだろう。


小川港魚河岸食堂
静岡県焼津市小川3392-9

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